ネイルの長さ出しとは?|方法による違い・簡単なやり方を解説
ネイルの長さ出しとは自分の爪に長さを足すこと
ネイルの長さ出しとは、自分の爪にチップやジェルなどを付けることで長さを足すことを言います。
ネイルの長さ出しは、以下のような人がやっています。
- まだ伸び切っていない爪で、長い爪のデザインネイルをやりたい方
- 爪が弱くて、伸ばせないけど長い爪のデザインネイルをやりたい方
- 伸ばした爪が割れてしまって、他の指の爪と長さを揃えたい方
ネイルの長さ出しは、自爪が伸びるのを待たずに、すぐに爪の長さを足せて、自由なネイルデザインを楽しめるメリットがあります。
ただし、自爪でもいえることですが、家事を毎日する人などは長い爪が邪魔になってしまうこともあります。
更に、ネイルで付け足した爪は、衝撃によって取れてしまうと、自爪にもストレスがかかってしまうので、注意しましょう。
ネイルの長さだしは大きく分けて3種類
ネイルの長さ出しには以下の3種類があります。
- アクリルスカルプチュア
- ジェルスカルプチュア
- チップオーバーレイ
スカルプチュアとは自爪の上に、アクリル樹脂やジェルなどを直接塗って、爪の延長や補強を行う技術のことを言います。
それぞれの特徴を説明します。
アクリルスカルプチュアによるネイルの長さだしの特徴
アクリルスカルプチュアは、指にフォームをはめて、自爪にアクリルリキッド(液体)とアクリルパウダー(粉)を合わせたものを塗り、固めて爪の長さを出す方法です。
アクリルリキッドとアクリルパウダーを混ぜると、化学反応が起こって3~4分くらいで固まっていき、2時間前後の時間を要します。
アクリルは、ジェルと比べると硬くて頑丈なため、きれいに長い爪の形成がしやすいのが特徴です。
ただし、アクリルを乗せるときは目の粗いファイルで爪の表面を削る必要があるので、自爪が傷みやすいというデメリットがあります。
ジェルスカルプチュアによるネイルの長さだしの特徴
ジェルスカルプチュアは、指にフォームをはめて、自爪にジェルを乗せ、ライトを当てて硬化することで爪の長さを出す方法です。
ジェルネイルはライトに当てるまでは固まらないので、時間が経つにつれて自然と硬化していくスカルプチュアとは異なり、時間をかけて形を作ることができます。
全てが終わるまでに、2時間前後の時間を要します。
また、ジェルにはハードジェルとソフトジェルの2種類があり、ハードジェルは固く、丈夫なためアクリルに近い使用感があります。
一方で、ソフトジェルは柔らかいので爪に優しいという反面、硬化前に流れやすいので整形が難しいといわれています。
チップオーバーレイによるネイルの長さだしの特徴
チップオーバーレイは、自爪の先端とハーフチップをグルー(糊)で接着させて、爪の長さを出す方法です。
チップの上にジェルやアクリルを塗ることで、デザインを作っていきます。
塗った液体を固めていくスカルプチュアとは違い、はじめから形が出来ているものを貼り付けするので、1時間半前後で終わり、比較的早く、簡単に爪の長さ出しが出来ます。
ただし、グルーで接着しているので、スカルプチュアと比べると耐久性に劣るのがデメリットとしてあります。
簡単!チップオーバーレイとジェルで長さ出しをセルフでする方法
上記では、ネイルの長さだし方法を3つ紹介しましたが、ここでは比較的簡単なチップオーバーレイでネイルの長さ出しをする方法について紹介します。
チップで長さ出しをした後に、ジェルネイルを塗る方法なので、「普段はジェルネイルをしているけど、爪が割れたので長さ出しをしたい!」という人にもおすすめです。
ネイルの長さ出しに必要な道具・材料
ハーフチップで長さ出しをする場合は、通常のジェルネイル用品に加えて、以下が必要となります。
- ハーフチップ本体
- チップ用グルー
- チップ用ハサミ(またはニッパー)
ネイル長さ出しの流れ
ネイルの長さ出しの流れは、以下の通りです。
- 自爪の長さを整える
- 爪の表面をサンディング
- 自分のサイズに合わせたチップを合わせる
- ネイルグルーでチップを接着
- チップをカット
- ファイルで表面を整える
- ベースジェルを塗って表面を整える
- 硬化させる
- ファイルで表面を整える
- 表面が整ったらカラージェルを塗る
- 硬化させる
ここでは、通常のジェルネイルでは行わない、長さ出しならではの工程について説明します。
3.自分のサイズに合わせたチップを合わせる
チップには数種類のサイズがあるので、自分の爪に一番近いものを選びましょう。
小さめのものを選んでしまうと、すぐにはがれてしまう原因になるので、ぴったりのものが見つからない場合は、大きいものを選んでファイリングで調整しましょう。
また、チップと自爪のカーブが合っているか確認しましょう。
こちらも合っていないと、すぐに取れる原因になります。
合っていない場合は、お湯につけて成形しましょう。
4.ネイルグルーでチップを接着
チップを接着します。
グルーによって固まる時間が異なりますが、完全に動かなくなるまで待ちましょう。
5.チップをカット
少し長めにハサミ、またはネイルニッパーでチップをカットして、そこからファイリングで形と長さを整えていきます。
6.ファイルで表面を整える
自爪とネイルチップの間に段差ができているので、ファイルで表面を整えて、できるだけ段差をなくします。
7.ベースジェルを塗って表面を整える
ベースジェルを塗って、さらに自爪とチップとの段差を埋めていきます。
ベースジェルを自爪側に少しだけ多めに乗せることで段差が消えていきます。
1度硬化したら、またファイルで表面を整えて、きれいに整ったらカラージェルを乗せていきましょう。
チップを使えば、ネイルの長さ出しは比較的簡単にできます。
ただ、チップをきれいに自爪に合わせたり、自爪とチップの段差をなくしたりする作業は丁寧に行わないと、すぐにチップが外れてしまいます。
まだジェルネイル初心者で自信がない人は、ネイルサロンでお願いするのが賢明です。
サロンでネイルの長さ出しをしてもらう時のポイント
ネイルサロンで、長さ出しをしてもらうときは出来るだけ施行メニューに長さだしが書かれているところを選ぶのがおすすめです。
ほとんどのネイルサロンでは、長さ出しが出来るかどうかを聞くとやってもらうことが出来ますが、長さだしは通常のジェルネイルよりも高度な技術なので普段からよく施術しているサロンの方が信頼できるからです。
とは言え、長さ出しがメニューにないサロンは長さだしが下手とは限りません。
普段から行きつけのネイルサロンがあるのであれば、いつもの担当者に相談してみましょう。
まとめ
ネイルの長さ出しの種類と特徴、自分でできるやり方をお伝えしました。
ネイルの長さ出しは、1つ1つの工程を丁寧に行うことで、自爪のような美しいロングネイルを楽しむことが出来ます。
自分でやる場合は、慣れるまで長持ちさせるのも難しいかもしれませんが、是非ロングネイルを楽しんでくださいね。
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