ネイル検定モデルが見つからない!探し方や合格するモデル選びを紹介
ネイル検定では「モデル選びが合否を分ける」といっても過言ではありません。
第24回試験より検定の仕様が変更となり、初級・中級の第2課題と上級試験はモデルの同伴が不要となりました。モデルに依頼する機会こそ減ったものの、3級・2級試験の第1課題では従来通りモデルの協力が必須となります。
今回は「ネイル検定モデルが見つからない」という受験者に向けて、モデルのおすすめの探し方や選ぶ基準、実際に検定を経験したネイリストの声などをご紹介します。
ネイル検定モデルが見つからない!悩める受験生は多い
身近に親しい女友達や姉妹がいれば良いものの、該当しない方も数多くいらっしゃるでしょう。実際にネイル検定のモデルが見つからず悩んでいる受験生は少なくありません。
ネイルの検定についてですが、どうしても見つからない場合はどうしたら良いのでしょうか?
スクールに相談して誰か紹介してもらったりするケースもあるのでしょうか?
ネイリスト2級検定でモデルが必要です。
ですが私にはこれといって特別仲の良いお友達は皆無です。頭を抱えております。なにか良い方法はありますでしょうか?
ネイル検定モデルが見つからないときの探す方法4つ
ネイル検定モデルが見つからない方に、まずは検討してほしいおすすめの探し方4つをご紹介します。
1.身内(親・家族・友人など)に協力してもらう
身内にモデルを頼めるのであればできる限り協力してもらいましょう。
ネイル検定は身体的・精神的にもモデルへかかる負担が大きいです。また遅刻やドタキャンといったリスクを無くすためにも、普段から目の届く距離にいて気の許せる相手を選ぶのがベストです。
性別や年齢の基準は無いため、手や爪の形が問題なければ男兄弟や母親へ依頼するのも1つの手でしょう。
2.専用のマッチングサイトや紹介サービスを利用する
検定モデルとモデル希望者を繋ぐマッチング・紹介サービスを利用するのも1つの手です。
ネイルモデルのマッチングや紹介サービスの多くは予めモデルへの報酬額や依頼内容が決められており、金銭や拘束時間のトラブルが起きづらい点でおすすめです。スクールなどが仲介するサービスであれば、ドタキャンの心配もほぼありません。
ただし既存の知り合いに依頼する場合と比べ、予算が上がる可能性は高くなります。
3.階級の違うネイリスト同士で協力する
もしあなたがスクール生かあるいは近くに検定受験者がいるならば、両者でモデルを引き受けあうのも良いでしょう。一般人よりネイルに精通しているスクール生の方が検定や練習時の立ち回りもスムーズなので、依頼側も施術しやすいメリットがあります。
ただし同じ階級だと受験日時が被ってしまうため、2級と3級の検定を受ける生徒同士で協力するなどの工夫が必要です。
4.信頼できる人に紹介してもらう
上記3つがどうしても難しい場合、周囲のなるべく信頼できる人にモデルを紹介してもらいましょう。家族や親友の女友達や彼女さん、もしくはその娘さんなどが該当します。
間に信頼できる第三者を挟むことで、モデル側の「紹介者の顔をつぶさないように」という配慮を期待できます。「直前に断られる」「検定中に不適切な態度を取る」などを防止するのに効果的でしょう。
【注意】SNSや掲示板で呼びかけるのはリスクがある
各種SNSや掲示板サービスでモデルを募る方法もありますが、金銭面やドタキャンのトラブルが起こりやすい点であまりおすすめではありません。
mixiで探し時給1000円の方を見つけたのですが、練習では寝坊や遅刻が多く、スクールの模擬は来ず、試験1週間前に音信不通。
そのまま代わりのモデルが見つからずに棄権となりました。
顔も知らない第三者にSNS等を通じて依頼する方法は、どうしてもモデルが見つからない際の最終手段と考えておくのが良さそうです。
ネイル検定モデルを選ぶときの基準4つ
検定の合格率を高めるために、モデル選びで気をつけるべき基準4つをご紹介します。
1.検定規定を満たしているか
ネイル検定のモデル規定は「爪および爪周りの皮膚に疾患がない、15歳以上の男女」となります。
まずはこの要件を満たすモデルを探しましょう。
参考元:ネイリスト技能検定試験 試験要項
2. 癖が少なく施術しやすい爪か
なるべく爪の癖が少ないモデルを選びましょう。実技内容にもよりますが、爪の癖が強いほど施術の難易度は高くなります。
【注意したい爪の癖】
- 反り爪
- 巻爪
- 表面が平らすぎないか
- Cカーブが強すぎないか
- 爪のサイドラインが末広がりでないか
- 爪が薄すぎないか
一見綺麗な爪でも間近で見ると施術しづらい形状の場合も多いため、可能であれば依頼前に確認しておきましょう。
3.爪を伸ばせる・手が荒れない環境か
検定モデルは爪にある程度の長さが必要な上、手荒れや爪周りのささくれはNGポイントです。
そのため学校や職場環境的に「爪が伸ばせない」「水回りの仕事が多く手が荒れやすい」「力仕事が多く爪が折れるリスクがある」といった方はモデル向きではありません。
またハンドクリームを実費で購入し、モデルに毎日のハンドケアを依頼しておくのも効果的です。
4.協力的な姿勢が見られるか
モデル選びで最も重要視したいのが、試験に理解があり協力的な人柄かという点です。遅刻やドタキャンをしないのは勿論、事前練習や普段のハンドケアにも快く応じてくれるモデルを選べるとベストでしょう。
また検定の合否には、当日のモデルの服装や態度も影響すると言われています。場をわきまえた衣服や立ち回りをしてくれる、依頼者への配慮があるかがポイントです。
ネイル検定モデルへの依頼は大変!検定1級合格者の経験談
最後は過去にネイル検定を受験し、見事1級を取得したネイリストさんに聞いた「モデル探し~試験当日までの経験談」をご紹介します。
土日休みのお友達を探してモデルを依頼
ネイリストの専門学校に通いながら、20代前半のときにネイル技能検定1~3級を受験しました。私は姉妹がおらず母親も爪が伸ばせない職場に勤めていたので、必然的に家族以外にネイルモデルを依頼することに。
ただ当時は親しい友人に土日出勤の子が多かったので、モデルを頼める子は自ずと厳選されました。運良く爪が比較的整っていて、かつ土日休みの友達が見つかったのでなんとかお願いすることができました。
試験前日からモデルさんとホテルに泊まり込み
2級試験のときは試験の開始時間が朝早く、友人の自宅が試験会場から遠かったこともあり前日から近くのホテルに泊まりました。もちろんホテル代や交通費、当日の昼食代などもすべて負担。
ただ前日から一緒に過ごすことで、事前の爪への仕込みやお手入れも入念にできたのはとても良かったです。
検定中にモデルさんがトイレに……波乱万丈だった1級試験
一番苦労したのが検定1級を受験したときです。当日は風邪を引いてしまい、高熱でフラフラの体を引きずって試験へ臨みました。この時点でかなり辛かったのですが、寒い開場でじっと待機しているモデルさんが試験中にトイレに行きたくなってしまい……。
試験時間は160分。我慢してもらうのは難しいので「どうしよう」と一瞬焦りましたが、チップにデザインをしてる間にうまくタイミングをみて抜け出してもらい、事なきを得ました。
実際に検定を受けて感じたこと
検定の合否にはモデルさんとの相性も大事なので、可能な限り距離感の近い家族や姉妹、友人にお願いするのが良いなと感じました。難しい場合も最低限の常識があって、こちらの要望も素直に聞いてくれる方が良いと思います。
ネイルモデルが見つからないときも、焦らず行動してみよう
今回は「ネイル検定モデルが見つからない」という受験者に向けて、モデルの探し方や選び方、実際に検定を経験したネイリストさんの声などをご紹介しました。
依頼できるモデルさんが見つからず悩んでいる方も、まずは人脈やネットサービスを通じて積極的に行動しましょう。多少予算が高くなっても、試験への合格を最優先に考えることをおすすめします。本記事が少しでもモデル探しの参考になれば幸いです。
また当社「ナチュラル・フィールド・サプライ」では、ネイル検定に関するコラムを多数配信しています。是非そちらも覗いてみてくださいね。