マニキュアの綺麗な塗り方をご紹介!よくあるお悩みの解決法も解説
「マニキュアの綺麗な塗り方を知りたい!」
「せっかくネイルを頑張ったのに、綺麗に仕上がらない……」
とお悩みの方へ。
ジェルよりも手軽にアートを楽しめるマニキュア(ポリッシュ)は、セルフネイラーさんにも大変人気です。
しかしジェルのようにライトで硬化できないために、ヨレてしまったり、すぐはがれたりと苦戦している方も多いのではないでしょうか。
マニキュアを綺麗に塗るにはコツがあり、それを押さえることで今より仕上がりレベルを上げることができます。
この記事では、ネイリストがマニキュアの綺麗な塗り方やありがちな失敗と対策をご紹介します。
セルフネイルをもっと楽しみたい方は、ぜひ最後までお読みください。
ネイルが綺麗に塗れない初心者さんにありがちなお悩みと解決策
初心者さんのセルフネイルでは、以下で悩むことが多いのではないでしょうか。
- マニキュアがはみ出てしまう
- 乾かす途中でヨレてしまう
- 長持ちしない
それぞれの原因と解決方法について、順番に解説します。
マニキュアがはみ出てしまう
まず初心者さんのネイルで多いお悩みといえばはみ出しです。
マニキュアではみ出してしまう大きな原因は液を多めに取ってしまうことですので、ここに注意しましょう。
マニキュアを塗布する時、ハケについた液をボトルで軽くしごいて適量を爪に乗せるようにします。
ボトルから出してそのままだとハケについた液が多すぎ、爪の端にはみ出てしまうのです。
もしマニキュアがはみ出てしまったときは、乾く前に素早くウッドスティックなどで取りましょう。
放置すると仕上がりが悪いだけでなく、はみ出した部分からはがれてしまいます。
乾かす途中でマニキュアがヨレてしまう
マニキュアはジェルのようにライトで硬化できず、自然乾燥を待つしかありません。
そのため、乾かす途中でヨレてしまう方が大変多いのです。
マニキュアがヨレる大きな原因は、マニキュアが乾く前に手を動かしてしまうことです。
何かに当たるなどで衝撃が加わることで、せっかく仕上げたネイルがヨレたりシワができたりしてしまいます。
ネイルの表面だけでなく中まで完全に乾燥させるためには、一般的に24時間程度必要です。
それまでに強い圧が爪に加わると、ヨレの原因となってしまいます。
24時間手を使わない、というのは現実的ではありませんが、ネイルの表面をガードするグッズなどを活用してきちんと乾かしましょう。
またマニキュアをたっぷり塗るとムラは出にくいですが、乾きにくくヨレにつながるので注意が必要です。
せっかく塗ったマニキュアが長持ちしない
マニキュアを長持ちさせるためには、丁寧な下処理(プレパレーション)と塗布方法がポイントです。
プレパレーションは後ほど手順をご紹介しますので、参考になさってください。
マニキュアを塗布する時は、爪の先端部分までくるむように液を乗せることがポイントです。
先端はエッジとも呼ばれ、筆を縦にして使うことで適量を塗布できます。
ジェルネイルでもポイントとなる部分で、ジェルネイルが長持ち!エッジのジェルの塗り方 で解説しておりますのでご参照ください。
マニキュアはジェルネイルより持ちが良くありませんが、下記のプレパレーションと塗り方に気を付けることで多少長持ちさせることができます。
マニキュアを綺麗に塗るために必要な下準備
マニキュアをセルフで楽しむ際、綺麗に仕上げるためには下準備が重要です。
ここではマニキュアを塗布する前に準備したいものや下準備の方法をご紹介します。
用意するもの
セルフネイルでは、下準備として以下のアイテムを用意しましょう。
セルフネイルの時も、できればプロと同じようなアイテムを揃えたほうが仕上がりが良くなります。
どうしても難しい場合は代用できるものもありますので、一緒にご紹介します。
- 消毒用エタノール・コットン
- エメリーボード(爪やすりでもOK)
- キューティクルプッシャー(お風呂上りに綿棒を使ってもOK)
- キューティクルニッパー(爪切りでもOK)
もともとマニキュアはジェルネイルよりはがれやすいですが、爪表面に油分や水分が残っていると2~3日など短時間で落ちてしまいます。
そのため、まずは爪の表面を綺麗にすることがポイントです。
そのため、ネイルリムーバーやコットンが必要となります。
もし手元にない場合は、アルコールやエタノールがあれば代用OKです。
またナチュラルフィールドサプライでは、爪の余分な水分や油分を除去できる「ネイルプレップ」という下処理剤をご用意しております。
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エメリーボードは爪の長さや形を整えるために使うので、爪やすりでも代用できます。
キューティクル(甘皮)部分の処理もネイルの持ちに影響するので、皮を押し下げるプッシャーが必要です。
もし手元にない場合は、お風呂上りで甘皮が柔らかい状態で反対側の親指の爪や綿棒で押し下げてもOKです。
キューティクルニッパーは甘皮をカットする器具で、持っていない場合は爪切りでも代用できます。
プレパレーションで爪を整える
マニキュアをセルフでする際のプレパレーションの手順です。
- コットンにネイルクリーナーやエタノールを含ませ手指を消毒する
- エメリーボードで爪の形を整える
- キッチンペーパーまたはコットンにエタノールを含ませ、最後に爪の表面を拭く(ネイルプレップでもOK)
キューティクルも処理するとさらに良い
爪の生え際にあるキューティクルは、処理しておくことでネイルを塗布する面積が広くなり、さらに持ちも良くなります。
ネイルを綺麗に塗りたい・仕上がりを良くしたいという方は、下準備の時に処理するのがおすすめです。
キューティクルの処理は、前述した通りキューティクルプッシャーやキューティクルニッパーを使うことでスムーズに処理できます。
処理方法については、ネイル初心者さん必見!プロの甘皮処理の頻度や方法・注意点もご紹介 でご紹介しておりますのでぜひご参照ください。
ネイルの綺麗な塗り方と基本の手順
ネイルの綺麗な塗り方にはコツがあります。
ここでは綺麗に仕上げるポイントと、基本的なマニキュアの塗り方を解説します。
- ベースコートを丁寧に塗る
- スキンダウンを忘れない
- マニキュアのハケに圧力をかけない
- マニキュア(1回目)はハケの先をよく見てラインどり
- マニキュア(2回目)は1回目にかぶせるようにやさしく塗る
- トップコートを塗る
①ベースコートを丁寧に塗る
マニキュアを綺麗に塗るためには、前述したプレパレーションの後、ベースコートを塗布します。
爪に凸凹がある状態ではマニキュアをどんなに綺麗に塗布してもムラができるので、ベースコートが欠かせません。
またベースコートはアートを長持ちさせる目的だけでなく、爪への色素沈着を防ぐ目的もあります。
そのため1回のみ塗布します。
ナチュラルフィールドサプライでは、ネイル検定にも対応している「NF ベースコート」を取り扱っております。
②スキンダウンを忘れない
マニキュアを塗布する際は、爪のサイドまで綺麗に塗れるよう「スキンダウン」という工程が欠かせません。
スキンダウンは爪と皮膚の境目がしっかり分かれるまで、皮膚を軽く引っ張り押し下げる工程です。
ネイルアートでは、爪のサイドラインを綺麗に整えているかどうかが仕上がりに大きく影響します。
特別なアイテムは不要ですので、塗布する両サイドの指などを駆使してしっかりスキンダウンしましょう。
③マニキュアのハケに圧力をかけない
マニキュアを塗布する時は、ハケ(筆先)に圧をかけず、力を入れすぎないように爪に広げていきましょう。
色ムラができる原因の1つは、ハケに力がかかりすぎていることです。
ハケの圧力はマニキュアに限らず、ベースコート・トップコートでも同じく注意してください。
④マニキュア(1回目)はハケの先をよく見てラインどり
1回目のマニキュアの塗布では、ラインどりを意識してください。
ラインはハケの先端が通った後にできるもので、綺麗な丸い弧を描くことがポイントです。
セルフネイルでは見落としがちなポイントなので、うまくラインがとれると仕上がりの品質が一気に上がります。
もしマニキュアが皮膚についてしまった時は、コットンを巻いたウッドスティックなどで素早く拭ってください。
⑤マニキュア(2回目)は1回目にかぶせるようにやさしく塗る
マニキュアは2度塗りが基本です。
2回目の塗布では1回目のマニキュアをえぐらないよう、ハケの圧により注意します。
1回目より少し多めにマニキュアを取り、1回目に塗布した部分をやさしくなぞるように塗布しましょう。
1回目と全く違う場所にマニキュアが乗ると、乾いたときに段差ができるので注意が必要です。
マニキュアの塗布はネイル検定でも実施されるものであり、赤いマニキュア(ポリッシュ)(通称“赤ポリ”)を使います。
プロ級の仕上がりを目指したい人は、赤ポリをうまく塗るコツ | ネイリストの最初の試練 をぜひご参照ください。
⑥トップコートを塗る
マニキュアの仕上げに欠かせないトップコートは、ツヤだしや衝撃からネイルを保護する目的があります。
ヨレやシワ防止のため、2回目に塗布したマニキュアがある程度乾いてからトップコートを塗布しましょう。
「何度挑戦してもマニキュアの表面がガタガタになってしまう!」という方は、トップコートをしっかり2回塗るのもおすすめです。
使う量はマニキュアやベースコートより多めがポイントです。
時間をかけすぎると塗り終わる前に乾いてしまうので、一気に塗布するようにしてください。
ナチュラルフィールドサプライの「NFトップコート」はネイル検定にも対応しています。
またアクリルネイルでカラーの持ちを良くしたい方向けに、「NF トップコート ダイヤモンドコート」もご用意しております。
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マニキュアを綺麗に塗る3つのポイント
最後に、マニキュアを綺麗に塗るために必要な以下3つのポイントを解説します。
- ネイルを塗る前に爪の凸凹を整える
- マニキュアならネイルファイルは使わない方が良い
- セルフネイルならパール系のカラーがおすすめ
①ネイルを塗る前に爪の凸凹を整える
マニキュアを綺麗に塗るためには、下処理の段階で凸凹を整えることが大事です。
何度挑戦しても薄い所と濃い所ができてしまう場合、爪の凸凹が平になっていないかもしれません。
もともとの自分の爪の凸凹が気になる場合は、シャイナーで爪の表面を整えるのもおすすめです。
マニキュアやジェルといったアートを施していなくても、シャイナーで磨くだけで爪にツヤが出ます。
②マニキュアならネイルファイルは使わない方が良い
ジェルネイルでは爪の表面にネイルファイルで細かいキズをつけ、ジェルの定着を高める工程がありますが、マニキュアでは必要ありません。
むしろ削りすぎることで自爪を傷める可能性があるので、避けるようにしましょう。
③セルフネイルならパール系のカラーがおすすめ
セルフネイルでマニキュアを楽しむときは、好みもありますがパール系のカラーがおすすめです。
色ムラが目立ちにくく、原色やマットなカラーよりも仕上がりが綺麗に見えます。
例えばナチュラルフィールドサプライの「ネイルマニキュア~Quick~ パールホワイト」は検定に対応した速乾性の高いマニキュアですが、パールの独特な輝きが魅力です。
→ 「ネイルポリッシュ~Quick~」を見てみる【楽天市場】
また「ネイルマニキュア プレミアムカラー」では、ガラス基材の表面をチタンコーティングしてガラスの光の反射により様々な色合いと輝きを再現したカラーや、アルミニウム基材を使用して見る角度によって色の変わるメタリック色を再現したカラーがあります。
まとめ
この記事をまとめます。
- マニキュアを綺麗に塗るためには下準備が大事である
- マニキュアのはみ出しや色ムラは、塗布する液が多すぎる可能性がある
- セルフでマニキュアを塗布するときは、ムラが目立ちにくいパール系がおすすめ
ジェルよりも気軽にアートを楽しめるマニキュアは、色も豊富で多くのセルフネイラーさんが愛用しています。
「綺麗な塗り方を知りたい!」という方は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。
ナチュラルフィールドサプライでは、セルフネイラーさん向けのアイテムも多く販売しています。
興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。