ジェルネイルをはみ出さずに塗る方法 | はみ出たまま硬化した時の対処法も紹介
セルフでジェルネイルをしていると、うまく塗れずにはみ出してしまうことがありますよね。
ジェルが爪からはみ出したまま硬化してしまうと、はみ出したところからジェルが浮きやすくなって、ジェルネイルの持ちが悪くなります。もちろん、何とか修正を加えないと、見た目もよくありません。
この記事では、ジェルが爪からはみ出ないようにうまく塗るためのコツと、もしもジェルがはみ出たまま硬化させてしまった時の対処法をお伝えします。
ジェルネイルをはみ出さずに塗る2つのコツ
ジェルネイルを初めて塗った人やまだ塗り慣れていない人は、「そもそもはみ出さずに塗ることが、かなり難しい」と感じるかもしれません。
ポリッシュ(マニキュア)の場合は、多少はみ出たまま乾いたとしても、除光液をひたした綿棒などで簡単に修正ができたので、はみ出さないように気をつけて塗る必要が無かったと思います。
しかし、ジェルネイルは1度硬化してしまったら、ポリッシュのように簡単にオフすることができないので、はみ出しがないように慎重にジェルを塗ることが大事です。
- 爪と皮膚を髪の毛1本分ほどあけてジェルを塗る
- ジェルを1度でたっぷり塗りすぎないようにする
【1】爪と皮膚を”髪の毛1本分”ほどあけてジェルを塗る
ジェルネイルは、皮膚につかないように塗るのが基本です。
ポリッシュの場合は、皮膚のぎりぎりまでぬることもありますが、ジェルネイルの場合は、爪と皮膚の間を髪の毛1本分(0.1ミリ)くらいあけて塗ることを意識しましょう。
セルフジェルネイルの初心者で、どうしてもちょうど髪の毛1本分の隙間をあけることが難しい場合は、今は「少々広めかな?」と思うくらいの隙間をあけたまま仕上げても、大丈夫です。
慣れてくると、ジェルと皮膚の隙間を詰めて、上手に塗ることができるようになります。
【2】ジェルを1度でたっぷり塗りすぎないようにする
ジェルを1度にたっぷり塗りすぎると、ハケを通した部分以外の場所にジェルが流れてしまい、端からもはみ出してしまう場合があります。
ジェルネイル初心者の方の中には、「ジェルネイルのぷっくり感を出すために、1度にたくさんのジェルをのせて厚みを出したほうがいい?」と思っている方もいるようですが、その方法は間違いです。
ジェルネイルは“少量ずつ・重ね塗り”することが基本です。
少量ずつ塗って硬化させ、さらにもう1度薄く塗って硬化させていくことで、ジェルネイルに綺麗な厚みを持たせることができ、その過程ではみ出しが起こる心配もほぼありません。
はみ出したジェルネイルを硬化前に修正する3つの方法
先ほどは、ジェルネイルをはみ出さないように塗るためのコツについて述べました。
ここでは、それでもジェルがはみ出てしまった場合、硬化前に修正する方法をご紹介します。
また、“硬化のさせ方”にも綺麗に仕上げるためのコツがあるので、この項目で併せて紹介します。
- はみ出している部分をウッドスティックでふき取る
- ジェルがはみ出しすぎたら硬化前にやりなおす
- ジェルを塗った指は1本ずつ硬化させる
【1】はみ出している部分をウッドスティックでふき取る
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ジェルを塗ったら、ライトに当てる前にしっかりチェックしましょう。
いろんな角度から爪をのぞいて見れば、見落としていた意外なはみ出し箇所も見つけることができます。
硬化させる前の液状のジェルであれば、ふき取ることは難しくありません。
コットンを巻いたウッドスティックなどで、はみ出している部分のみやさしくオフしましょう。
ちなみにウッドスティックには、はみ出したジェルの修正以外にも便利な使い方がたくさんあります。
気になる方は、下記コラムを併せてご覧ください。
【2】ジェルがはみ出しすぎたら硬化前にやりなおす
ジェルワイプ3シート
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ジェルが大幅にはみ出している場合は、ウッドスティックでちまちまと修正することに、時間がかかってしまいます。
例えば、爪の両サイドともにジェルがはみ出しているような時、片方のはみ出し部分のふき取りにかかると、逆サイドにジェルが流れて、はみ出し部分がより広がってしまい、修正が難しくなるのです。
だったらいっそ、ジェル全体をふき取って、再度ジェルを塗り直すことが1つの方法です。
ジェルネイル全体のふき取りには、ジェルワイプなどのケアアイテムを使うことが便利です。
【3】ジェルを塗った指は1本ずつ硬化させる
今は照射面積が広い硬化用ライトが多く市販されていますが、そういう硬化用ライトであっても、ジェルネイルを塗った指を、5本ともまとめて硬化させる方法はオススメできません。
それは、1本の指の爪にジェルを塗っている間に、他の爪に塗ったジェルが流れ出したり、どこかに当たって崩れてしまうことが多いからです。
さらに、5本の指を同時にライトに手を入れると、親指を水平に保てず、ジェルが流れ出してしまうということがあります。
これでは、せっかく綺麗にジェルを塗った苦労が、ムダになってしまいます。
ですので、塗ったジェルが傾きのせいで流れてはみ出さないよう、少し手間ですが“1本ずつの硬化”を心がけましょう。
はみ出しに気付かずジェルを硬化させてしまった時の対処法
ジェルがはみ出ていることに気づかず、硬化用ライトを照射して硬化させてしまった時は、はみ出て硬化した部分のジェルだけを、ファイルやウッドスティックを使って削り取る方法があります。
爪からはみ出て硬化したジェルは、皮膚とピッタリくっついてしまっているので、まずはウッドスティックを使って、やさしく押して皮膚にくっついたジェルをできるだけ離しましょう。
それから目の細かい自爪用のファイルを使って、硬化したはみ出しジェルを、少しずつ丁寧に削っていきます。
ただし、はみ出したまま硬化したジェルをうまく削り取ることは、プロでも至難の業です。
- アートを崩してしまう
- キューティクルを傷つけてしまう
- 爪とジェルの間に空気が入ってしまう
- 削った表面がギザギザになってしまう …etc
セルフネイラーがはみ出して硬化したジェルを削ると、上記のような失敗をすることがあるので、注意してください。
ジェルネイルがはみ出さないように仕上げる方法のまとめ
【ジェルをはみ出さないように塗る方法】
- 爪と皮膚の間隔を髪の毛1本分ほどあけて塗る
- ジェルを1度でたっぷり塗りすぎない
【はみ出したジェルを修正する方法 (硬化前)】
- 硬化前にはみ出しているジェルをウッドスティックでふき取る
- はみ出している部分が多いなら、思い切ってやり直す
- ジェルをのせた指は1本ずつ硬化させる
【はみ出したジェルを修正する方法 (硬化後)】
- はみ出たまま硬化したジェルは、ファイルやウッドスティックを使って削り取る
- はみ出したジェルを削る際は、キューティクルのケガやアート崩れに注意
以上、ジェルネイルをはみ出さずに綺麗に仕上げるための方法を、工程別にまとめました。
「ジェルネイルがどうしてもはみ出しがち!」というセルフネイル初心者さんは、この記事を参考に、各工程にジェルネイルをはみ出しさせてしまいやすい要素がないか、チェックしてみてくださいね。