ネイルチップの種類 | ウェルありとウェルなしの違い
< ネイチャーHFファンシークリア >
ネイルの長さ出しや、数日だけのネイルアートによく使われるネイルチップ。
ネイルチップには、形・大きさ・長さなどが異なる、様々な種類があります。
ネイルチップの種類の中でも、ネイルアート初心者の方は聞きなじみがないかも知れないのが、”ウェルあり・ウェルなし”という違いです。
今回の記事では、ネイルチップの種類の1つである、ウェルありネイルチップ・ウェルなしネイルチップの違いについて、お伝えします。
ネイルチップのウェルとは、段差のことを指す
ネイルチップにおけるウェルの意味は、”段差”のことを言います。
上の写真で、ネイルチップの左側に線が入っていることが確認できるでしょうか?これが、ネイルチップのウェル(段差)です。
ウェルありか、ウェルなしかどうかの違いが大きいのは、ネイルチップの種類の中でも、特にハーフチップです。
※ハーフチップとは、ネイルの長さ出しをするためのネイルチップの種類です。ネイル検定でも、使用されます。
あらかじめ段差が付いているネイルチップの種類を”ウェルありネイルチップ”、段差が付いていないネイルチップの種類を”ウェルなしネイルチップ”と呼んでいるのです。
ネイルチップにウェルあり・ウェルなしの種類があるのは何故?
ネイルチップ(特にハーフチップ)に、ウェルあり・ウェルなしの種類があるのは何故でしょうか?
その答えは、ネイルチップの自爪への馴染ませやすさを考慮していることにあります。
ネイルチップは、グルーなどの接着剤を使って取り付けます。この時、特に工夫をせずに取り付けると、グルーの分だけネイルチップがわずかに浮き上がり、見た目が不自然になります。
特にハーフチップの場合、自爪の途中から取り付けるため、グルーによる浮き上がりが目立ちやすいです。
そこで、グルーをネイルチップに付けても浮き上がらないように、グルーを塗る範囲をあらかじめやすりで削ります。
ただ、グルーを入れても浮き上がらない分の凹みを毎回作ることはなかなか大変なので、はじめからグルー分だけ段差がついた、ウェルありという種類のネイルチップが生まれました。
サロンで使用されるハーフチップの多くが、ウェルありタイプのハーフチップです。
とはいえ、ウェルありのネイルチップがすべての自爪に合いやすいという訳ではないので、自分で削る手間がある分、段差を微調整しやすいウェルなしのネイルチップが役立つ機会もあります。
ちなみに、デザイン性が高いフルチップの中にも、ウェルありとウェルなしの違いはあります。
しかし、ハーフチップに見られるほど大きな、馴染ませやすさの差はないと考えています。
ネイルチップの種類を理解すれば、思い通りの長さ出しが可能になる
以上、ネイルチップの種類の中でも、特にウェルあり・ウェルなしタイプの違いについて、詳しく紹介しました。
最初にも述べましたが、ネイルチップの種類は多岐に渡ります。
取り付ける自爪の形や、出したい長さ、ほどこすデザインによって、ぴったりのネイルチップの種類は異なります。
できるだけ多くのネイルチップの種類を知り、その特徴を理解することで、思い通りの長さ出しが可能になりそうです。