ネイルドライケアの基礎知識 | キレイな下地づくりの鉄則
ポリッシュやジェルネイルを美しく仕上げ、さらに自爪がなるべく弱らないように保つためには、ネイルケアは必要不可欠です。
ネイルケアの種類の1つに、ドライケアがあります。
今回はネイル初心者がいち早く身に付けておきたい、ドライケアの基礎知識についてまとめました。
ドライケアはスカルプネイルやジェルネイルの前に行う
ネイルのドライケアは、プレパレーション(下処理)として、スカルプネイルやジェルネイルの前に行うことが基本です。
ドライケアを適切に行うと、ジェルネイルの浮き上がり(リフト)をなるべく防いで、ムラや凹凸のないキレイなジェルネイルの仕上がりを、長く保つことができます。
また、グリーンネイルを予防することにも繋がります。というのも、グリーンネイルは浮き上がったネイルのすき間から水が入り込み、蒸発せずに留まることが原因で起こるからです。
後に説明しますが、ドライケアでやることは決して難しくないため、ネイル初心者さんもいち早く習得しておいて損はないでしょう。
基本的なネイルドライケアの手順
- ソフナーなどを使用してキューティクルをふやかす
- 角がないプッシャーでやさしくキューティクルを押し上げる
- ニッパーでささくれなどを切る
- ネイルクリームなどで十分に保湿をする
ネイルのドライケアにおいて重要なのは、上記の手順です。
以下で、それぞれの手順のポイントや使用アイテムについて、簡単に説明していきます。
【1】ソフナーなどを使用してキューティクルをふやかす
キューティクルソフナー&リムーバー
※商品ページにリンクしています。
‟ドライ”ケアといっても、完全に乾燥した状態でケアを進めていくわけではありません。
キューティクルソフナーなどを使用して、最低限はケア箇所に水分を含ませておく必要があります。
【2】角がないプッシャーでやさしくキューティクルを押し上げる
角がなく、できるだけ丸い形状のプッシャーを使い、わずかに柔らかくなったキューティクルやさしく押し上げます。
ドライキューティクルケアにおいては、軽く力を入れて動くぶんだけを除去すれば十分なので、深追いはしないようにしましょう。
【3】ニッパーでささくれなどを切る
NF キューティクルニッパー1/4 ラップジョイント
※商品ページにリンクしています。
ソフナーで柔らかくなり、切りやすくなったささくれをニッパーで切ります。
目立つささくれが特にないようであれば、この工程は飛ばしてもOKです。
【4】ネイルクリームなどで十分に保湿をする
自爪を健やかに保つために欠かせないのは、保湿です。
ドライケア中、ずっと指先に直接触れたり、器具が触れたりしていると、想定している以上に指や爪の水分が奪われます。
ドライケアをしたせいでネイルが余計に乾燥してしまっては元も子もありませんので、仕上げの保湿ケアは必ず行うようにしましょう。
ドライケア後の保湿には、ネイルクリームなどを使用すると良いです。
ネイルドライケアの注意点
キューティクルやささくれをキレイに早く除去するために、ドライケアにおいてキューティクルソフナーなどを使うことは先述しましたが、それでもウォーターケアほど十分に、キューティクルやささくれが柔らかくなるわけではありません。
そのため、プッシャーに力を入れすぎたり、ニッパーで深追いしすぎたりすると、乾いた皮膚にケガをしてしまうおそれがあります。
ドライケアは比較的単純な作業なため、慣れてくるとパパっと済ませてしまいたくなる気持ちが出てくるかもしれませんが、‟やさしくゆっくり慎重に”行うことが基本です。
まとめ
以上、セルフネイル初心者向けにネイルドライケアの基礎知識を紹介しました。
スカルプネイルやジェルネイル、そしてポリッシュ塗布の前には、ソフナー・ニッパーなどの便利なアイテムを使って、欠かさずドライケアを行うことが理想的です。
ドライケアを含む自爪の調整作業は、表には見えない地道なものですが、ネイルの仕上がりの美しさや持ちには大きく影響します。
ぜひ「ジェルをうまく塗る」、「ポリッシュをうまく塗る」だけでなくドライケアの練習も重ねてみてくださいね。