ネイルアクチベーターに新商品が登場!特徴と制作背景をご紹介
グルーの速乾性を高めてくれる「アクチベーター」は、ネイル検定やサロンワークで欠かせません。
当社ナチュラルフィールドサプライでは速乾性の高い「NEOジェルアクチベーター」を販売していましたが、この度新アイテムとして「NEO ジェルクイックドライスプレー」が仲間入りしました。
2つのアクチベーターの違いは硬化速度のみで、仕上がりなどに違いはありません。
この記事では新商品「NEO ジェルクイックドライスプレー」の特徴や、開発した背景、使い分け方法についてご紹介します。
アクチベーターを購入するか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
サロンや検定で欠かせない「ネイルアクチベーター」とは
アクチベーターとは直訳すると「活性剤」のことで、ネイルではグルーの硬化を促進させるもののことです。
メーカーによって特徴は様々ですが、一般的にシュっと吹きかける「スプレータイプ」と直接刷毛で爪に塗布する「ブラシタイプ」の2種類があります。
特に検定試験を考えている人は、アクチベーターが欠かせません。
検定では限られた時間で仕上げなければならず、常に時間との闘いです。
硬化を促進してくれるアクチベーターは時短アイテムであり、慌てがちな検定試験で大変役に立ってくれます。
一般的にグルーの硬化は数分程度かかってしまいます。
しかしアクチベーターがあれば数秒で硬化が終了するので、手早く次の作業へ移ることができます。
そして速乾性を高めるアクチベーターは、ネイル検定の実技である「チップ&ラップ」という工程でも大きな力を発揮します。
チップラップとは
チップラップとは、爪が折れたり欠けたり、さらに亀裂が入った部分を補強・修復するための技術です。
シルクやファイバーといったラップ剤を爪に重ねてグルーなどで施術することで、ネイルの強度を高めます。
最近では、爪に亀裂ができた場合はシルクラップにジェルを重ねて補修することが多く、サロンでもあまりチップ&ラップを使うことはないかもしれません。
しかしチップ&ラップはジェルやスカルプにも応用できますし、サロンワーカーやセミプロの方は基礎的な技術として身につける必要があります。
チップ&ラップはネイル検定2級の実技課題でもある
チップ&ラップの技術は、ネイル検定2級において実技課題として出題されます。
そのため、検定を受ける人は技術の習得が欠かせません。
ネイル検定2級ではモデルの指1本にチップ&ラップを施すことが決められており、装着と仕上がりの2つの部分で採点されます。
まず装着では
- サンディングから始めているか
- チップのサイズや装着が正しいか
- ストレスポイントをしっかり覆い、エッジの先端まで装着できているか
がチェックされます。
次に仕上がりでは、
- 長さが5mm程度になっているか
- 表面がスムーズで凸凹や気泡がないか
- 光沢が出ているか
といった細かい項目もチェックされます。
チップ&ラップのサンディングが行えていない場合は減点もあり、当然ながら気を抜くことはできません。
ナチュラルフィールドのネイルアクチベーターに新作が登場!
チップ&ラップで時短アイテムとして活躍するアクチベーター。
ナチュラルフィールドでは「NEOジェルアクチベーター」として販売しておりましたが、この度新アイテムとして「NEO ジェルクイックドライスプレー」が仲間入りしました。
この2つのアクチベーターの違いと、新アイテムを開発することにした背景をご紹介いたします。
硬化速度の速さが特徴の「NEOジェルアクチベーター」
当社ナチュラルフィールドサプライの「NEOジェルアクチベーター」は、
- JNECネイリスト技能検定試験【2級】
- I-NAIL-Aジェルネイル技能検定【2級】
のネイル検定対応商品として以前から販売しております。
NEOジェルアクチベーターは、シアノアクリレート系のネイルグルーの硬化促進剤です。
ミストタイプなので1回~2回吹きかけるだけで効果が現れ、コストパフォーマンスも優れています。
一般的なアクチベーターは、硬化する際の化学反応により発熱しやすい点がデメリットです。
そのため爪が薄い方は熱さを感じやすく、施術する時は、その人の爪の質や薄さ・状態を見極めて量を調節しなければなりません。
NEOジェルアクチベーターは発熱を和らげる成分を配合しており、熱くなりにくい点が魅力です。
吹きかけると数秒で固まり熱くもならない、という優れたアイテムとして人気をいただいています。
しかしNEOジェルアクチベーターは、速乾性が高いあまりに「グルーの刷毛まで硬化してしまって困る」というお声をいただいておりました。
NEOジェルアクチベーターは、表面が乾燥しているように見えても、配合している高反応型硬化促進成分が残っています。
塗り重ねる際に、刷毛に残った成分がついてしまうことで硬化してしまうのです。
数秒ですぐに硬化するNEOジェルアクチベーターの使用方法には、以下のコツがあります。
- 10~15cm程度、少し離れたところから吹きかける
- ピンポイントを狙わず、ふわっと全体的に吹きかける
- 塗り重ねる際は、刷毛が直接アクチベーターに触れないようにグルー液剤を介在させる
基本的に、吹きかける回数は1回でかまいません。
状態を見て固まっていない部分があれば、2回目を吹きかけてOKです。
グルーの刷毛が固まってしまう大きな原因は、アクチベーターの量が多すぎる、また繰り返し作業を行うことで硬化促進剤が刷毛に付着してしまう為です。
NEOジェルアクチベーターを使う時は、様子を見ながらほんの少しずつ吹きかけることがポイントとなります。
【新登場】「刷毛が固まってしまう!」の声に応えた「NEO ジェルクイックドライスプレー」
以前から販売している「NEOジェルアクチベーター」は、1つ前でご紹介した通り速乾性が高すぎるために使用方法においてコツが必要でした。
そこで今回、より使いやすくするために硬化時間を調整した「NEO ジェルクイックドライスプレー」を新たに発売しました。
NEO ジェルクイックドライスプレーはあえて硬化速度を遅くすることで、「グルーの刷毛まで固まってしまう」というお声に配慮しております。
硬化速度が遅くなることで、チップ&ラップにおける「グルー→フィラー→アクチベーター」と、作業を繰り返すうちに刷毛が固まってしまうという現象が起こりにくくなりました。
NEOジェルアクチベーターとNEOジェルクイックドライスプレーの違い
NEOジェルアクチベーターとNEOジェルクイックドライスプレーの違いを、以下の表にまとめました。
NEOジェルアクチベーター | 【新作】NEOジェルクイックドライスプレー | |
商品イメージ | ||
硬化速度 | ◎ | 〇 |
扱いやすさ | 〇 | ◎ |
検定向き | ◎ | ◎ |
硬化時の発熱 | △ | 〇 |
タイプ | スプレー | スプレー |
NEOジェルアクチベーターと新作のNEOジェルクイックドライスプレー の唯一の違いは、「硬化速度」です。
仕上がりや手順に違いはなく、用途に合わせて使い分けていただけます。
新商品のNEOジェルクイックドライスプレーは硬化が遅い分扱いやすく、「グルーの刷毛が固まって困る」という方に大変おすすめです。
NEOジェルアクチベーターと同じくスプレータイプなので、シュッと吹きかけるだけで手軽に使えます。
NEOジェルアクチベーターとNEOジェルクイックドライスプレーどちらを使えばいいの?
速乾性の高いNEOジェルアクチベーターとあえて硬化速度を抑えたNEOジェルクイックドライスプレー。
「どちらを選べばいいの?」という方に向けて、各アイテムでおすすめの方をご紹介します。
それぞれの特徴を押さえて、用途に合わせて使い分けをしてみてください。
検定やサロンワーク目的なら「NEOジェルアクチベーター」
- 「ネイル検定で使いたい」
- 「サロンワークでお客様に使いたい」
- 「アクチベーターはとにかく硬化速度重視」
時間勝負で、1工程の時短や効率化が欠かせないという方には、従来の硬化速度が速いNEOジェルアクチベーターがおすすめです。
従来商品のNEOジェルアクチベーターは時短重視の方に向けて作っています。使う時にコツが必要ですが、一度慣れてしまうと時短アイテムとして欠かせないアイテムとなってくれますよ。
爪にグルーを塗ってNEOアクチベータースプレーし、チップを装着する使い方もオススメです。
刷毛が固まって困る!という方は新作「NEOジェルクイックドライスプレー」
- 「グルーの刷毛が固まって困っている」
- 「ネイル検定で使いたい」
- 「チップ&ラップの練習用として使いたい」
- 「セルフネイル用として使いたい」
- 「サロンワークでお客様に使いたい」
という方には、新商品の「NEOジェルクイックドライスプレー」がおすすめです。
硬化速度を抑えた「NEOジェルクイックドライスプレー」なら、チップ&ラップに不慣れな方も、「固まってしまう!」と焦ることなく練習できます。
上記のように、当社ナチュラルフィールドサプライの2つのアクチベーターはご自身が使う目的に合わせてうまく使い分けてください。
NEOジェルクイックドライスプレーを使ったチップ&ラップの手順
最後に、NEOジェルクイックドライスプレーを使ったチップ&ラップの手順をご紹介いたします。
1.シルクや繊維を爪に幅に合わせて貼る
まずはお手持ちのシルクや繊維を、爪の幅に合わせて貼ります。
2.ブラッシュオングルーを塗布する
グルーの硬化を促進するために、NEOジェルクイックドライスプレーを噴射します。
この時、10~15cm程度離したところからスプレーする点がポイントです。
4.フィラーをグルーの上に振りかける
NEOジェルクイックドライスプレーを噴射したら、フィラー(アクリルパウダー)をグルーの上から振りかけて厚みを出していきます。
2~4を3,4回繰り返して厚みを出し、形を整えていきましょう。
チップ&ラップでは、刷毛圧が強すぎたり刷毛を激しく動かしたりすると気泡が入ってしまいます。
2~4を3,4回繰り返して厚みと形を整えていきます。
5.ファイルで整える
グルー・NEOジェルクイックドライスプレー・フィラーで厚みが出たら、ネイルファイルで爪のアウトラインと表面を整えます。
6.シャイナーで磨きツヤを与えて完成
最後に爪の表面をシャイナー磨き、ツヤが出たらチップ&ラップは完成です。
まとめ
「NEOジェル クイックドライスプレー」の特徴と、従来商品「NEOジェルアクチベーター」との違いについてご紹介しました。
NEOジェルクイックドライスプレーは効果速度を遅くしただけですが、これによりグルーの刷毛が作業途中に固まることがなく扱いやすくなります。
従来のアクチベーターが使いこなせない・使いにくいと感じていた方は、ぜひ一度お試しください。
この他にもナチュラルフィールドサプライでは、ネイル検定や日々の練習に最適なネイルアイテムを数多く取り揃えています。
ぜひあわせて覗いてみてくださいね。