セルフネイルでも気泡が入らないようにする方法
セルフでネイルアートをされている方から、
「キレイに塗ったつもりなのに、仕上がりを見るとネイルに気泡が出来てしまっている!」
というお悩みをよくお伺いします。
ポリッシュやジェルカラーを塗っていると、何故かポツポツと小さな空気の泡が入ってしまうことがあります。
せっかくキレイなカラーでネイルアートをしていても、気泡が目立っているとテンションが下がってしまいますよね。
また、ネイル検定においても、気泡が目立って仕上がりが汚いと、減点の対象になりかねません。
今回は、そんな気泡のことでお悩みのお客様のために、
- なぜ気泡が出来てしまうのか
- 気泡が出来ないようにするにはどうしたらいいのか
- 気泡が出来てしまったらどうしたらいいのか
以上の3点についてお話したいと思います。
ネイルに気泡が出来てしまう原因
まず、ポリッシュやジェルカラーの液体そのものの原因があります。
色んなメーカーが色んなポリッシュ・ジェルカラーを販売しているので、種類によって気泡のできやすいもの、できにくいものがあります。
基本的には、液体の粘度や濃度が高いと、気泡が表面に浮き上がってくるのが遅く、気泡に気付いた時にはもうポリッシュが乾いてしまっている場合があります。
また、気泡の目立ちにくい色、目立ちやすい色もあります。黒など濃い色は気泡が出来ても分かりづらく、ナチュラルカラーや淡い色などは、気泡が分かりやすいです。
気泡の正体は、ポリッシュやジェルカラーの原液、またそれを塗るためのハケの毛の隙間に入り込んだ空気です。
例えば、しばらく使っていなかったポリッシュは、ビンの中で液体が分離していることがあります。
次にそのポリッシュを使う際に、分離している液体をハケでぐるぐるとかき混ぜてしまう人が多いのですが、この時に外の空気をたくさん巻きこんでしまっているのが気泡の原因です。
気泡の対策はネイルポリッシュをゆっくり混ぜること
気泡の対策には、ポリッシュやジェルカラーはゆっくりと混ぜることを意識するのが有効です。先述しましたが、分離したポリッシュをハケでぐるぐるかき混ぜたり、大きく振ったりしてしまうと、空気の泡が入り込みやすくなります。
ですので、原液が容器の中で分離してしまっている時は、写真のように手のひらで転がすようにして混ぜるのがコツです。5~6秒、ゆっくり転がせば、中の液体もだいぶ混ざってきます。
ジャータイプのジェルカラーをかき混ぜる際も、同様です。スパチュラなどを使い、余計な空気が入らないようにゆっくりと混ぜてください。
写真で使用しているのは、ナチュラルフィールドサプライの3D Flex Spatula(税抜 1,400円)です。
長さは15cm、ボールペンと同じくらいの太さで持ちやすく、スパチュラの先はやわらかくしなるようになっているので、ジャーに入ったジェルカラーを混ぜることにピッタリです。
ハケの使い方にも、気泡を入りにくくするためのポイントがあります。写真のように、液体がついたハケを、1度ビンのふちでしごくことで、ハケの中に入った余分な空気を抜くことができます。
同時に液体の量を調節することにもなるので、仕上がりがキレイになります。
写真のようにハケを寝かせて、ゆっくり塗ることも気泡が入りにくくなるコツの1つです。上からべたべたとハケを置くような塗り方をしてしまうと、空気がたくさん入ってしまいます。
気泡が入ってしまった時は乾く前に修正
しかし、どれだけ気をつけていても気泡が入ってしまうことはあります。
そんなときは、ポリッシュやジェルカラーが完全に乾いてしまう前に、スパチュラなどの先が細いもので気泡をつぶして修正しましょう。
特にジェルネイルの場合、完全に硬化してからでは、気泡をつぶすことはできないので、UVライトなどで硬化させる前に対処します。
ポリッシュの混ぜ方やハケの使い方に気をつけるだけで、ぐっと気泡ができにくくなります。セルフネイルで、いつも気泡ができてしまって困っている方は、ぜひ意識してみてください!
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