ネイリストがセルフジェルネイルのコツを伝授!ジェルとマニキュアどちらがいいかも解説
「セルフネイルを始めたけれど、うまくできない」
「セルフネイルをうまくするコツを知りたい!」
とお悩みの方へ。
セルフネイルはお家時間を充実させたりサロンに通う費用を節約できたりとメリットが大きい一方で、「サロンのようにうまくできない」という悩む方も少なくありません。
この記事では、ネイリストがセルフネイルのやり方や仕上がりをよくするためのコツをご紹介します。
セルフネイルに興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
セルフネイルで簡単なのは「マニキュア」ツヤ重視なら「ジェルネイル」
セルフネイルにはマニキュアとジェルネイルの2種類があります。
それぞれで特徴が違うのですが、総合的にみるとマニキュアのほうが簡単です。
マニキュアは自然乾燥で固まるので、ジェルネイルのようにライトが必要ありません。
また、オフも除光液とコットンがあれば簡単にできます。
コストで比べると、マニキュアのほうが費用を抑えられるでしょう。
塗り方で見ると、自然乾燥するマニキュアは手早く塗らなければなりません。
ジェルはライトで硬化するまで何度もやり直せる一方で、はみ出しなどの難しさがあります。
昨今ではジェルネイルのキットも多く販売されており、お家でジェルを楽しむ方も増えています。
ぷっくりとしたツヤ感のある仕上がりは、ジェルならではの魅力です。
今回はセルフでジェルネイルを楽しみたい方に向けて、ジェルネイルの基本とコツを解説していきます。
ネイリストが解説!セルフジェルネイルの基本とコツ
セルフでジェルネイルを始めるときに必要なアイテムと、下準備、ジェルの塗り方を解説します。
セルフジェルネイルで最低限揃えたいアイテム
セルフでジェルネイルを始めるなら、まず以下のアイテムを準備しましょう。
- 手指消毒…消毒用エタノール、コットン
- 爪の形を整える…エメリーボード
- 甘皮(キューティクル)の処理…キューティクルプッシャー、キューティクルニッパー
- サンディング…バッファー
- ジェルの塗布・硬化…ジェルネイル(ベースジェル・カラージェル・トップジェル)、ネイルブラシ、UV/LEDライト
ジェルネイルの場合、ベース・カラー・トップと3つ用意しなければなりませんが、これらが1つになった商品などもあります。
ナチュラルフィールドサプライでも取り扱っておりますので、最後にご紹介します。
マニキュアでネイルを楽しんでいる方は、ウッドスティックやコットンなどはすでにお持ちかもしれません。
ジェルネイル特有のアイテムであるライトは必需品なので、1つ準備しておきましょう。
プレパレーション(下準備)
ジェルネイルを爪に乗せる前の準備であるプレパレーションという工程では、以下の作業を行います。
- 手指消毒…ハンドソープで手を洗い、消毒用エタノールをコットンに含ませ消毒する
- 爪の形を整える…エメリーボードで爪の長さと形を整える
爪の長さについては、「初めてジェルネイルをするとき爪の長さはどれくらい必要?」をぜひご参照ください。 - 甘皮(キューティクル)の処理…キューティクルプッシャーで甘皮を押し上げ、ルーズスキンをニッパーでカットする
- サンディング…ジェルの密着度を上げるため、バッファーで爪の表面のツヤを消す
- 爪表面の油分を取る…サンディングで出たダストをスタンドブラシで除去し、コットンで爪表面の油分を取る
→ナチュラルフィールドサプライの「スタンドブラシ」を見てみる - プライマーの塗布…ジェルネイルが浮きやすい根元にプライマーを塗布する
→ナチュラルフィールドサプライの「Melty Gel(メルティジェル) プライマー」を見てみる
ジェルネイルの塗り方
プレパレーションが終わったら、爪にジェルを塗布していきます。
基本的な手順は以下の通りです。
- ベースジェルを塗布してライトで硬化
- カラージェル(1回目)を塗布してライトで硬化
- カラージェル(2回目)を塗布してライトで硬化
- トップジェルを塗布してライトで硬化
- 未硬化ジェルをふき取る(ノンワイプの場合不要)
- キューティクルオイルで保湿
ジェルネイル特有のぷっくりとした厚みを出すためには、2~3回の硬化が必要です。
ジェルネイルの適正な厚みは0.7~1mm程度が目安で、1度に厚く塗るとはみ出しやムラの原因となります。
ジェルの厚みについては、「ジェルネイルの適正な厚みは0.7~1mmほど|セルフでぷっくりジェルのやり方」で解説しておりますのでぜひご参照ください。
以上がセルフネイルの基本的な流れです。
セルフネイルでおすすめのデザイン
セルフネイルの仕上がりをよくするためには、デザインの選び方もポイントです。
- 細かい作業が少ないデザインにする
- カラージェル全面塗りを基本とする
上記の2つを踏まえて、セルフネイルにおすすめのデザインをご紹介します。
全面塗りでマットやラメを塗り分ける
カラージェル全面塗りのデザインをベースとして、ツヤを消したマットタイプやラメのデザインはシンプルかつ王道で、セルフネイルにおすすめのデザインです。
全面塗りで親指と薬指だけラメにするなどバリエーションも豊富で、大粒のラメなら華やかな印象に、細かいラメなら上品な印象になります。
カラー全面塗り+ラメグラデーション
カラージェルを全面に塗布した上にラメでグラデーションをするデザインは王道ですが、初心者でも挑戦しやすく、爪の根元が伸びても目立ちにくいのでおすすめです。
本来はクリアジェルなどを使うとよりきれいに仕上がりますが、細かいラメならぼかしやすく、クリアジェルを使わなくても問題ありません。
先端のみスキニーフレンチ
爪の先端1mm程度に極細のラインを作るスキニーフレンチは、短い爪の方や初心者の方にもおすすめのデザインです。
ベースの色との組み合わせで上品にも華やかにもなるので、さまざまなパターンを楽しめます。
全面塗り+ポイントでストーン
「簡単に華やかなネイルにしたい!」という方には、全面塗りにポイントでストーンを置くだけのデザインもおすすめです。
シンプルかつ上品なので大人っぽい雰囲気になり、オフィスでも浮きません。
ジェルネイルはデザインが豊富で、セルフネイルで楽しめるものもたくさんあります。
気になるデザインがあれば、どんどん試してみましょう。
セルフジェルネイルでよくあるお悩みQ&A
セルフネイルでありがちな以下のお悩みについて、解決方法やコツをご紹介します。
- 利き手側がうまくできない
- 塗りムラができてしまう
- 表面がでこぼこして滑らかにならない
- ジェルが爪からはみ出てしまう
- サロンのように長持ちしない
それぞれについて、1つずつ解説していきます。
利き手側がうまくできない
セルフネイルは両手とも自分で施術するので、利き手側に苦戦する方も少なくありません。
利き手側をきれいに仕上げるコツとしては、以下の4つが挙げられます。
- 自分のほうに爪を向ける
- 1本ずつ固める
- 利き手ではない手で筆を動かす練習をする
- 簡単なデザインにする
利き手側にネイルを塗布するときは、手のひらを上に向けて指を折り曲げ、すべての爪先が自分のほうに向くようにすると塗りやすくなります。
またジェルが崩れないよう、指1本ずつをライトで硬化させていくと失敗しにくいのでおすすめです。
利き手と反対側の手でうまく仕上げるには、日ごろの練習も必要です。
何度も筆を動かしていくうちに、利き手でなくても動きに慣れていきますよ。
そしてセルフネイルをきれいに仕上げるためには、難しいデザインは避けて簡単なものにするのもコツの1つです。
先ほどご紹介したようなラメやストーンなども活用してみてくださいね。
塗りムラができてしまう
セルフネイルで塗りムラを防ぐコツは、以下の2つです。
- ジェルを薄く塗る
- 濃い色を使う
ぷっくりと厚みのある仕上がりがジェルの魅力ですが、最初から爪に厚く乗せるとムラができます。
適切な量、もしくは少し薄めにジェルを塗布していくとムラができにくくおすすめです。
また自爪の色が透けるクリアタイプのカラージェルはムラが目立ちやすく、不慣れな方には向いていません。
肌に馴染みやすいカラーの方が塗りムラは目立ちにくく、おすすめです。
表面がでこぼこして滑らかにならない
「ジェルの表面がでこぼこする」とお悩みの方は、爪にジェルを塗布してすぐライトに入れず、数秒待ってみましょう。
ジェルネイルは未硬化の状態で置いておくと、セルフレベリングという効果によって表面が滑らかになります。
でこぼこを解消しようと筆で触ると逆効果になるので、何も触らず待ってみるのが正解です。
またジェルは厚く盛らないようにして、筆圧も強い力を避けてサッと塗布します。
ジェルが爪からはみ出てしまう
ジェルが爪からはみ出る大きな原因は、ジェルの乗せすぎです。
ジェルを厚く塗るとボテっとした見た目になり、筆で塗り切れず爪にはみ出してしまいます。
サロンのように長持ちしない
セルフネイルを長持ちさせるコツは、爪の先端まで塗ることと下準備の2つです。
下準備(プレパレーション)で余分な甘皮をきちんと除去して、爪表面の油分もしっかりオフしておきましょう。
またジェルを塗布するときは、爪の先端(エッジ部分)までくるむようにしっかり塗布しましょう。
エッジ部分を塗り忘れると先端からめくれやすくなり、すぐに欠けたり剥がれたりします。
爪のサイドにジェルがはみ出たときは、硬化する前にウッドスティックなどでしっかり除去することも忘れてはいけません。
あまり爪に衝撃を与えないように、爪先を使わない生活を心がけることもポイントです。
セルフネイラー必見!セルフネイルを楽しめるアイテム
最後に、ナチュラルフィールドサプライで人気のセルフネイルアイテムをご紹介いたします。
はがせるネイル「Weekend Princess モノフィニッシュカラー」
「オフが面倒」「数日間だけネイルを楽しみたい」という方におすすめなのが、ピールオフタイプの「Weekend Princess モノフィニッシュカラー」です。
サンディングやふき取り、リムーバーが不要なので爪への負担も少なく、手軽に簡単にジェルを楽しむことができます。
またブラシタイプなので筆も必要ありません。
クリアを含む全24色展開なので、お好きな色でセルフネイルを楽しんでいただけます。
→Weekend Princess モノフィニッシュカラーをチェックしてみる
Weekend Princess はがせるべースジェル
「手持ちのジェルネイルをピールオフで楽しみたい」という方には、Weekend Princess はがせるべースジェルがおすすめです。
はがせるタイプのベースジェルで、「Weekend Princess はがせるべースジェル」をベースに使って普通のカラージェルを塗布することでピールオフで除去できます。
使用時のポイントとしては、厚塗りは避けて薄く1コートのみ塗布する、エッジは塗らないなどが挙げられます。
ピールオフタイプでも無理にはがすと自爪が傷んでしまうので、オフの時はウッドスティックなどで端から少しずつオフしてください。
はがれにくい部分は無理に取らず、部分的にレジンリムーバーやアセトンをお使いください。
→Weekend Princess はがせるべースジェルをチェックしてみる
プッシャー&スクレイパー
ジェルネイルアイテムとして欠かせないプッシャー&スクレイパー。
ナチュラルフィールドサプライでは、複数のアイテムを取り揃えています。
基本的なプッシャー&スクレイパーをお探しなら、「プッシャー&スクレイパー ラウンドハンドル」がおすすめです。
ネイル検定にも対応した商品で、シンプルかつ無駄のないデザインが魅力です。
→プッシャー&スクレイパー ラウンドハンドルをチェックしてみる。
金属アレルギーの方や高品質なものをお探しなら、「Ti Creator 極 プッシャー&スクレイパー」がおすすめです。
純国産チタン鍛造プッシャーで、ステンレスの約60%の軽量タイプなので長時間のサロンワークによる疲労軽減効果もあります。
シルバー・ゴールド・シャンパンゴールド・ピンク・ブルーの5色展開で、アレルギーの方は表面加工を施していないシルバーがおすすめです。
→Ti Creator 極 プッシャー&スクレイパーをチェックしてみる
「Ti Creator 極 プッシャー&スクレイパー シルバー」は、左利き専用タイプもございます。
→Ti Creator 極 プッシャー&スクレイパー シルバー 左利き用をチェックしてみる
まとめ
セルフネイルについて、基本的な流れやよくあるお悩み、仕上がりをよくするコツをご紹介しました。
この記事をまとめます。
- セルフネイルで手軽さを重視するならマニキュア、ツヤ感を重視するならジェルがおすすめ
- ジェルネイルをセルフでする場合、ジェルの厚塗りに注意する
- セルフネイルの仕上がりをよくするためには、デザイン選びもコツの1つ
ハードルが高いようですが、一度セルフネイルにハマるとのめりこんでしまう方も多いものです。
セルフネイルデビューに悩んでいる方は、ぜひ一歩を踏み出してみてくださいね。
セルフネイルグッズをお探しなら、ぜひナチュラルフィールドサプライの商品もチェックしてみてください。