ネイルサロン衛生管理士はなぜ必要?| 独立するなら持っておきたい資格
ネイリストのための資格には、たくさんの種類があります。
その中でも特に重要視されているのが、「JNAジェルネイル技能検定試験」、「JNECネイリスト技能検定試験」、そして「I-NAIL-Aジェルネイル技能検定試験」です。
しかし実は、上記以外にもネイリストに注目されている資格があります。それが、「ネイルサロン衛生管理士」という資格です。
他の資格と同様にネイルサロン衛生管理士も、ネイリストになるために必須の資格ではないものの、2018年12月末日の時点で67,000人以上の資格取得者がいます。
今回は、ネイルサロン衛生管理士が何故必要とされる資格なのかを、紹介します。
ネイルサロン衛生管理士は、衛生管理について定められた正しい知識を持つことを示す資格
ネイルサロン衛生管理士は、JNA(NPO法人日本ネイリスト協会)が設けている資格制度です。
同じくJNAが定めている「ネイルサロンにおける衛生管理自主基準」に基づき、正しい衛生管理の知識を身に付け実行できるネイリストを育てることを目的としています。
ネイルサロンを利用するお客様には、使っている道具は綺麗で清潔かどうかを確かめる術はないので、ただネイルサロンを信用するほかありません。
しかし、もしもネイルサロン衛生管理士がいるのなら、サロンの規模を問わず安心して利用できると感じることができる、1つの理由となります。
“このネイルサロンは衛生管理に関する正しい知識を持っています”とちゃんとした資格でアピールできることは、サロンのイメージアップ、ならびに集客アップにも繋がるのです。
ネイルサロン衛生管理士は、特に独立(サロン開業)を考える方なら取得しておきたい
ネイルサロン衛生管理士は、正しい衛生管理の知識を身に付けて実行することで、ネイルサロンのイメージアップに繋げられる資格だと述べました。
これらを踏まえると、特に将来独立を考えられている方、自宅などでサロン開業を考えられている方は、ぜひとも取っておくべき資格だと言えるのです。
実情とは関係なく、一般の方は個人で開業しているネイルサロンに対し、「設備は大丈夫なのかな?」、「ちゃんとしたネイリストさんなのかな?」などと、漠然とした不安を抱えていることが多いです。
だからこそ、個人のネイルサロンにおいて集客を向上・維持するためには、“お客様の安全に配慮し、器具を正しく扱う、安心できるネイルサロンであること”をより強くアピールする必要性があると言えるのです。
ネイルサロン衛生管理士の資格が設けられる前は、サロンそれぞれの指針や個人の考えに基づいた衛生管理を行うほかなかったので、衛生面のよさをアピールするためには客観性が欠けていました。
しかし今は、画一された「ネイルサロンにおける衛生管理自主基準」ができ、それをマスターしたことを示すネイルサロン衛生管理士の資格があるので、自身の働くネイルサロンでは、適切な衛生管理が行えることを根拠を持って伝えられるようになったのです。
ネイルサロン衛生管理士の資格の取り方
2019年1月現在、JNAによって決められているネイルサロン衛生管理士の制度概要は、以下の通りです。
受講資格 | 18歳以上の方 サロンの実務経験は問わない |
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受講内容 | 180分の講習+確認筆記テスト 100点満点中80点以上で合格 合格したら資格は即日発行 |
受講場所 | 全国各地のJNA認定スクール |
受講料金 | JNA会員が6,000円 一般が10,000円 |
ちなみに、講習会が開かれる頻度は地区によって異なりますが、JNAの「衛生管理JNA認定校セミナー」によると、ほぼ毎月どこかの地区でネイルサロン衛生管理士の講習会が開かれていることが分かります。
各講習会には、多くても30名くらいまでの定員があるため、資格の取得を決めたら早めに申し込むことをオススメします。
講習会の申し込みは、同じく「衛生管理JNA認定校セミナー」のページから、希望の日程で開催される各スクールのページにリンクして、WEB上で簡単にできるようになっています。
また、ネイルサロン衛生管理士の資格には有効期限があります。
最初の期限は取得年を含む3年目の12月末日までと定められていますが、この期日までに1度資格継続手続きを行えば、以降は永続資格となります。
< 参考 >
⇒ 「ネイルサロンの衛生管理」
※JNAのページへリンクしています。
ネイルサロン衛生管理士は、お客様の安心を第一に考えるネイリストのための資格
以上、ネイルサロン衛生管理士はなぜ必要なのか、資格の概要とあわせてお伝えしました。
ネイルの技術だけでなく衛生面にも気を配って、お客様の”安心”感を大事にしたいネイリストには、ネイルサロン衛生管理士の資格の取得がオススメです。
サロン就職には必須ではないと述べましたが、もしも資格を取得すれば、強みにはなると思われます。
ネイルサロン衛生管理士の確認筆記試験は、講習をきちんと受けていれば答えることが可能で、合格率も高めなようです。
お客様のためだけでなく、ネイルサロンおよびネイリストとしての自分のブランディングにもなるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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