赤ポリをうまく塗るコツ | ネイリストの最初の試練
※この記事で取り上げているのは、2019年4月現在の情報です。
JNEC(ネイリスト技能検定試験)3級試験など、ネイリストがとっておきたい資格の基本の”き”とも言える実技試験では、赤のポリッシュの塗布が課題になります。
「ポリッシュは、昔から使い慣れているから平気かな?」と、油断してしまうことは禁物。実は、赤ポリッシュを綺麗に仕上げることは、意外と難しいのです。
赤ポリは時間が経つと色ムラが目立ちやすく、塗ってすぐの状態で綺麗に見えても、乾いた後の仕上がりがイマイチということがよくあります。赤ポリをいつでも綺麗に仕上げられるような技術が身に付くまで、苦労された人も中にはいらっしゃるようです。
そこで今回は、ネイリスト最初の壁の1つとも言える、赤ポリをうまく塗る・綺麗に仕上げるためのコツについて、まとめてみました。
赤ポリをムラなく綺麗に仕上げるための5つのコツ
- ベースコートを丁寧に塗る
- スキンダウンを忘れない
- 赤ポリのハケに圧力をかけない
- 赤ポリ(1回目)はハケの先をよく見てラインどり
- 赤ポリ(2回目)は1回目にかぶせるようにやさしく塗る
赤ポリを綺麗に塗るための細かなコツは数多くありますが、メインは上にまとめた5点です。
以下で簡単に、赤ポリを綺麗に仕上げるためのコツを1つずつ見ていきましょう。
【1】ベースコートを丁寧に塗る
赤ポリに限ったことではありませんが、ベースコートの地点で段差や色ムラがあれば、その上に重ねるカラーの仕上がりにも影響します。
ベースコートのハケに圧力をかけず、爪全体に均一にベースコートを塗りましょう。
赤ポリに時間を割きたいために、ベースコートを塗る時間を短縮したい気持ちは分かりますが、焦らず丁寧にベースから仕上げてください。
【2】スキンダウンを忘れない
赤ポリを丸くツヤ感のある美しい仕上がりにするためには、サイドラインを綺麗に整えることがかなり重要です。
サイドまでキレイに赤ポリを塗れるよう、爪と皮膚の境目がしっかり分かるまで、皮膚を軽く引っ張って”おろして”ください。
赤ポリの塗布に限らず、重要なこの工程は「スキンダウン」と呼ばれています。
【3】赤ポリのハケに圧力をかけない
ベースコートやトップコートの工程でも気を付けなくてはいけませんが、赤ポリ1回目の塗布・2回目の塗布は特に、ハケに圧力をかけないように注意してください。
赤ポリに色ムラができてしまう原因の多くは、ハケに力をかけすぎてしまうことにあります。
【4】赤ポリ(1回目)はハケの先をよく見てラインどり
赤ポリ1回目の塗布では緻密なラインどりを行うことが、最終的に美しい仕上がりにするためのコツです。
ハケの先端をよく見て、キレイで丸い弧を描くように、皮膚のギリギリまで色をつけます。もしも赤ポリが指の皮膚に付着してしまったら、すぐにコットンを薄く巻いたウッドスティックなどで、はみ出した部分を修正してください。
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※「ウッドスティックの便利な3つの使い方 | 1本あると安心」へリンクしています。
まるで1度のストロークで塗られたかのように、サイドラインを綺麗につなげることができれば上出来です。
【5】赤ポリ(2回目)は1回目にかぶせるようにやさしく塗る
赤ポリ2回目の塗布は、1回目に塗った赤ポリを掘らないように、力加減には一層気を付けます。
1回目よりは多めにハケに赤ポリがつくように量を調整して、1回目に塗った部分をやさしくなぞるイメージで塗ります。赤ポリ1回目とまったく違う位置で赤ポリ2回目を塗ると、乾いた時に段差が目立ってしまうのでNGです。
ラインどりは1回目の塗布で綺麗にできているはずなので、2回目ではとにかく自爪全体に赤ポリをやさしくのせることに、注力しましょう。
2回目の赤ポリをうまく塗るコツは、「ハケについた赤ポリの上澄みだけをひいていくことをイメージする」という意見がありますので、うまく塗れない人は意識してみてください。
Youtubeなどにアップされている赤ポリの塗り方を参考にしてみよう
赤ポリをうまく仕上げられないことで悩んでいる人がとても多いからか、Youtubeなどの動画サイトに「赤ポリッシュの塗り方」という趣旨の動画が、数多くアップされています。
もちろん、自分には自分だけに向いた塗り方があるので、動画サイトにアップされている赤ポリの塗り方を真似すれば必ずうまくいくという訳ではありません。
しかし、他の人の赤ポリの塗り方を見て、「自分はいつもここの工程を忘れているかも?」といった、何らかの“気付き”は出てくるかもしれません。
特に、独学で赤ポリの練習をしている人は、”自分以外の誰か”の赤ポリの塗り方を見る機会は少ないかと思われます。
自分の赤ポリ技術のブラッシュアップのために、動画サイトで人の赤ポリの塗り方を見てみることは、決して無駄ではないでしょう。
まとめ
以上、ネイル検定で役立つ、赤ポリの塗り方のコツをお伝えしました。
結局のところ、1番肝心なのは何度も練習することによる“慣れ”なのですが、どうにもこうにもうまくいかないという人は、この記事で挙げたような、メインテクニックをきちんと取り入れられているかどうか、少し確認してみてください。
JNEC3級試験は、決して合格率の低い試験ではありません。筆記問題に備えた勉強をして、そして赤ポリの塗布もうまくできれば、きっと合格します。
赤ポリに限らず、濃い色のポリッシュ・ジェルをムラなく塗る技術は必ず要りますから、コツを掴めるまで根気よく練習を重ねてみましょう。
もし、どうしてもうまく赤ポリがうまく塗れない時は、使用している赤ポリと自分の塗りグセの相性が悪いのかもしれません。
検定で指定されているメーカーの中から、違うメーカーの赤ポリを試してみることをオススメします。
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